AI ISHIGAKI■live report■
2000/10/8 ゾディアックサウンドセミナー 石垣愛デモンストレーション
イシバシ楽器の本社で行なわれたゾディアックのギターセミナー。個人的にはちょっと肩身狭いです。ギターやってないし買うつもりもないし。まあでも、石垣の口から語られることを直接聞ける機会なんてなかなか無いので、行って来ました。
40分前に会場に着く。ビルからギター音が洩れてきている。リハ中だろうか。30分前に開場ということだったが、リハが押しているということで結局開始時間に開場、15分押しでスタート。4本のギター、アンプとエフェクターボードがセットされている。まずはゾディアックの松崎さんが挨拶。「今日来ている皆さんはギターというよりも石垣本人に興味があって来ている方も多いと思いますが…」ああっすんません(T_T)…大阪にも行ったしな。そして石垣登場。椅子に座る前にぼそっと「知ってる顔ばっかだ…」ひいいすんませんすんません(><)今日も黒の帽子かぶってます。黒の細かい模様のシャツをゆったりとオーバーに着て、パンツは黒の革、靴も黒。にこにこしているので機嫌は良い様です。
「どうも。今日はギターセミナーってことなんですが、僕が教えられることってほんとに無くて…普段もあんまりしゃべらないし」と話しはじめる石垣。今日は進行も石垣が自分でやるのかな?「この中でギターやってる人は?」…多分2〜3人だな。「プロの人は?」多分ゼロ。今日のメインターゲットはプロのギタリストだったの?そういうアピールしたのだろうか…どなた様も宣伝下手です。
さて、まずは1本目「メタルトップ」。かなり重いそうで、ステージで使うと肩が腫れてしまうらしい。カタログではピックアップがハムバッキングなのだが、石垣仕様ということで3シングル。また、ミッドブースターがついており、テレキャスながらめちゃめちゃパワフルなセッティングの石垣仕様となっている。「こんな音が出るテレキャスは他には無い」という石垣のコメントにこだわりが覗く。まあこれに限らず石垣のギターに対する頑固さというものは相当の様だ。そういうギタリストだからこそ、ゾディアックの人たちも石垣のバックアップに尽力するんだろうな。っつーか面白がってるような感じもする。「アンプ直の音が好きなのでエフェクターはなるべくなら使いたくないんだけど、endsでは諸事情により使わざるを得ない」と、エフェクターを使いながら適当なフレーズを5分程弾く。なんか遊んでるっぽい(笑)ディレイをかけてそれをバッキング代わりにリフ弾いたり、音鳴らしてダイヤルいじって歪ませたり、各フレーズには脈絡は無いものの、「いつもこんなカンジに適当に遊んでます」というように、ステージではお目にかかれない石垣の一面を見られたので楽しかった。「ギターを始めてから10〜9年くらいかな(ここ、<19年>と聞こえてしまって計算合わんやん!と思ってた/笑)。最初は有名なギタリストに憧れもしたけど、プロになってからそういうのが無くなった。プロっていうのは音で自己表現するものだから。プロでも上手い人も下手な人もいる。でもテクニックとかよりも、その人の出す音で「存在」を感じるようなギタリストが好きだね」ちょっとここ伝わりにくいかなあ…。「エフェクターやアンプは料理で言えばスパイス、もとの素材(=ギター本体)が悪ければいくら味付けしてもおいしくならない。ゾディアックのギターは素材としてかなりオススメです」とちょっと宣伝トークも入れつつ、次のギターへ。
2本目、石垣愛モデル「AI-SC」。同じくテレキャスのスタイル、3シングルミッドブースター付き。音は、ギターそのものが軽い分メタルトップよりクリアでシャープ。「チャラチャラした音も出るんだけどね(笑)」とそういう音も弾いてくれました。「これからメインにしていこうと思ってる1本です」このギターもがつん!と前に出て来るカンジが強い。石垣の音だよね。「今日来てくれた皆さんに特別にお聞かせしようと思って持って来たものがあるんですが…」えっ何々??「実はソロをやろうと思っていて、デモテープを作りました。これからレコーディングに入ります」ちゃんと作ってたのね!「ほんとにまだデモテープの段階なので恥ずかしいんだけど」と石垣は言ってましたが、なかなかのクオリティでした!好みですわー。歌、もしかして石垣??声はそうかな、と思ったんだけど。デモテープに合わせて、小さい音で弾いてる石垣の横顔…はう(溶)。
曲が終って、ゾディアックの松崎さんが前に出て来てマイクに向かう。進行状態に不安があるらしい(笑)。石垣は途端にほっとしたような笑顔。松崎「今聞いてもらった曲が入ったマキシシングルですが、布袋さんのライブで販売予定です」通常の流通ではペイしないということ…(爆)「チケット代っていくら?(客席に聞く)6500円…高いね。マキシシングルが2000円…」松「えらい高いシングルだね(笑)」マキシ自体が2000円…インディーズの方が安いぞ…。ちなみに布袋氏のライブは東京が12/20、21日本武道館(チケット発売日10/22)、名古屋が12/25(石垣誕生日じゃん!いやん行きたい…でも月曜だ…)レインボーホール(チケ発売10/29)、大阪が12/28大阪城ホール(チケ発売10/21)
3本目、「RS」。これはハムバッカ−で「クリアな音が良かったから」選んだギターだそうな。「ハムの載ってるギターはあったかい感じの…例えばアルペジオが出て来る曲なんかではよく使う。この間endsのレコーディングでも使いましたね。えーっと…(曲名を思い出そうとしているらしい)なんだっけ(苦笑)」松「アルバムのタイトルとか何曲目で使ったとか無いの?」「えーっと…アルバムのタイトルはねえ…(明からさまに客席に救いを求める)そう、『ADVENTURE 48』(笑)」そして「SWEET DREAMS FOREVER」のイントロをさらっと弾いた。ああ〜!そうそう、この音だ!「前にいたバンド(MADね)でもこんなカンジの曲があって、やっぱりあったかいカンジを出したくてレスポール使ってました」「オルゴール」(紫游さんに教えてもらった)のフレーズをこれもさらりと。松「歪んだ音はハムで、ていうのが一般的だけど、ことごとく逆手に取ってますね」そう、天の邪鬼だから。松「2ハムか3シングル以外は許さない、とか、いろいろこだわりがあるんですよ」「そう。あとハーフトーンは使わないとかね…絶対使わないって訳じゃないけど。布袋さんの時は使わざるを得ないし」松「そういうときは許しちゃうんだ(笑)」まあそれが商業ミュージシャンさ。「このギターは買った瞬間にもう『鳴って』るギターで、そういうギターってなかなか無い。これもかなりオススメです」とまたまた素晴らしい宣伝トーク。
ここで「エフェクター類を説明してください」と松崎さん。石垣ったらワウを指差して「ワウ」って(笑)なんか可愛かったんだけどつい「見りゃわかるわ」と呟いたら松崎さんに聞こえてしまったらしく、「見ればわかると苦情がきてます」と言われてしまった〜あああ思ったことスグ口に出すの良くないわ〜(><;)。すんません大人しくしてます…。「えーっとワウは…ワウワウ言わせるための…(笑)」と言葉での説明に困って実演。「ワウワウ(笑)」いやーん可愛いーっっ(≧▽≦)<バカ。その他「水色のがオーバードライブ、ロボコンみたいなヤツがフェーザー(MXR)、ピンクのがアナログディレイ、これは飛び道具だね。で、最後にボロいディレイ(笑)スイッチ切っても、踏めばまた音出るんだよ。ずーっとこの中で頑張ってる(笑)」松「こんなのもう売って無いよね」ってくらい古い型らしい。でも作った音を健気にリピートしている姿を見て(笑)なんか可愛いと思ってしまった。石垣が愛着持って使ってるのが分かったしね。「さっきも言ったけどあくまでスパイスだからね、それほど重要じゃないよ」
この後質問コーナー。「これからギターを始めたいが安物でいいのか?それともやはり高いもので始めた方がいいのか?」>>「俺は一番最初は1万円のギターだったよ。高いか安いかは問題じゃないと思う。安くても弾き続けていれば、それなりに鳴ってくるしね」
「バッキングからソロに移るとき、どうしても音量、テンションの違いが気になる。どうすればいい?」>>「一概に解決法がコレとは言えない。エフェクター使って音色を変えるとか、バッキングをあまり頑張らないでソロとの高低差を少なくするとか。あとは自分で試して、研究して下さい」
このあと紫游さんの質問。私が内容を忘れてしまったので、書いてもらいました。
■「さっきRS(詳しくは下記zodiacのHPで見てね)で弾いてくれた曲はレコーディング時はガットギターで弾いてませんでしたッっけ?」「いや、ガットギターは同じアルバムの違う曲だよ」(注;MIX-ISMのオルゴールを弾いてくれました。そうでした、ガットギターは「黄色いピエロ」でした)
■「ワタシにとって“あったかい音”って言ったらアコースティックなんですけど、石垣さんにとってはそれが2ハムの音なんですか?それともそのRSの音がそうなんですか?(今回はZodiacのギターのセミナーなんでRSのおかげだと言わないとまずいかもしれないですけど。という注釈付で質問。)
「とりあえず石垣はエレキギターリストということを踏まえ...。別にうちのギターを誉めてもらって他をパッシングしろというコーナーじゃないんで」と松崎さん。
「うん、ぶっちゃけた話レスポールでもそういう音は出るよ。後はフロントの音が...(ここで言い淀む。)言葉では言えないや..(と言ってはにかむ。ピック持った手をギター前で前後にくるくると回し、音の出て行く感じを表現している。いっぱいいっぱいらしい。....かわいかった(爆))ま、このzodiacのRSは元々がいいから、これはいいよ最初っから音が出るから。」と石垣。余程のお気に入りのようです。以上、紫游さんのセルフレポFでした。すんません、お手数かけました。
最後に「ZPG」。今ZPGでも石垣モデルを製作中なんだって。これも今後、メインの1本になっていくということだ。このギターの音、個人的にかなり好みなの。もともとレスポールの音が好きってのもあるんだけど、ギブソンに負けてないくらいいい音出るギターだと思う。このギターを使って、ソロの曲をもう1曲。「石垣愛とはこんなヤツ、というような、名刺代わりの曲になると思う」これは大阪のギターフェスタでちょろっと弾いてくれたやつかな?ちょっとハネたリズムの、ファンキーなナンバー。後ろでホーンも鳴ってる。この歌も石垣…??ちゃんとボーカリストさんみたいな歌い方だけど…。シャウトしてるし。もしかして声質似てるボーカル探したのかな。なんにせよ、冬が楽しみです。
ここでセミナーは終了。このあと試奏可、ということでそれぞれ気になったギターを手に取ってみる。私は触らずにきました。ええ、大人しくね、大人しく…。
私は買うつもりはないけど、ほんとにいいメーカーさんだと思う。どのギターも丁寧に作ってあるし、素人目にもすごく綺麗。ギター買う時は是非ゾディアック買ってね♪>>>>zodiacworks
メモ取りながら聞いてたんですが、松崎さんが加わってからの雑談みたいな楽しい応答はほとんど書いてないので(ダメじゃん)これでおしまいです〜。話し掛けたその人の方を見ながら喋る方がラクみたいで、先生みたいに見渡しながら、っていうのはあんまり無かったです。石垣と話す機会があったら迷わず質問するべし!(笑) |