ends
ENDS■live report■

2001.5.5 新宿LOFT 「WAKE UP!」
ends主催のイベント、第1回。今回はWALRUSとロマンポルシェ。を迎えて。WALRUSはなかなか良い音を出すバンドでした。リズムが複雑で面白かった。ロマンポルシェ。は噂に違わずものすごいパフォーマンス。藤井さんと遠藤のパロディみたいだ(笑)音はちゃちいけど、それも味になってる。一方的に価値観を押し付けるのが神経逆なでられて面白い。笑ってすっきりするね。
さて、endsさん。LOFTのステージにあの機材と6人のメンバーは大過ぎな感が否めない。まあ私はほとんどステージ見えなかったのだけど、動きづらそうだった。遠藤が出て来ていきなり何かをばらまく。どうやらいつもの円いendsステッカー。「ぶっ飛ばしてぶっ飛ばして!」と遠藤。1曲目の「ひまわり」を聞いて、とりあえずフロアに下りて踊る。「BARMY」も「蜘蛛と星」も踊る。でも、ふと気付く。何にのせられて踊ってるんだろう?私の耳は何を聞いている?ここにはいない石垣のギターや三柴さんのオルガンを無意識に探している。ダメダメ、今の音を聞かなくちゃ!「オーイエイ!」「俺をしぼりとれ」、なるべく考えないようにして皆のつくり出すグルーヴに乗る。「炎天」、オルガンがどうも足りない。メンバーが変ったのだからアレンジが変るのは当然なのだが、新鮮味よりも楽曲の密度が低めなのが気になる。そしてとうとう「ASIAN BABY」で、アンサンブルがバランスを崩し始め、それは歌に影響した。歌に気が入っていない。歌詞を忘れて思い出しつつ歌っていると思ったのだが、バンドを気にしていたようだ。「DIVE」曲の勢いで少し持ち直したみたいだったけど、次の「FREE FALL」も疾走感に欠ける。「虹の向こうへ」はごめん、やっぱり好きじゃないなあ…。決定的になったのが「すべてに等しく吹きつける風のように」。「ここでギターのこのフレーズがあって盛り上がるんだよな」と思った箇所で、何も聞こえてこない。その瞬間、私の身体はついに止まった。悲しさが沸き上がって、どうしても踊れない。この曲、ライブで聞くのが大好きだった。聞いているとどんどん目の前が開けていった。それが感じられなかった。最後の曲「WHOLISTIC」。大好きな曲なのに、どうしても気持ちが入って行かない。悲しい気持ちのまま、終演。アンコールはなし。セットリスト見ると、「WHOLISTIC」はアンコール曲っぽい感じだ。普通の形式のアンコールをやるには時間が無かったんだろう。終ってから石垣ファンの友人が声をかけてくれて、抑えきれなくて泣いてしまった(^^;)バカみたいだけど。

石垣がいないライブは何度もあった。でも三柴さんのいないライブは、初めてだった。二人がいないことが、こんなに音に影響するのかと思った。メンバーが変ったことがいい方に転がることに期待していたのに、それが叶わないことがショックだった。低音(ベースとバスドラ)と高音(キーボードとスネア)の間の中音域に、何もない。土台と天井をつなぐはずのギターやVOXが聞こえて来ない。ギターについては、耳をこらしてもなかなか聞こえないので困った。遠藤の歌も、まるで頼りない。これはハコのせいばかりではないだろうと思う。ほんとはもっと前向きに、肯定的にライブを見たいのに。メンバーが一新されて初めてのライブだから大目に見てあげたい気持ちの一方で、やっぱり彼らは場数を踏んだプロのミュージシャンなんだから、という期待もあるのだ。
endsを好きだ。好きだからライブを見に行く。見に行って悲しくなっても、「きっと次は楽しいライブを見られるはず」と思って、また見に行く。だからきっと7月も見に行くだろう。…でも、こういうのはつらい。いつか、私はそれに耐えられなくなるような気がしている。
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